「じゃかあしわ、われ」  とか けんか言葉にあったなぁ
- 2015/09/22(Tue) -
「巨鯨の海」 伊東潤
 南紀・太地 鯨漁が栄えた時代の話
 短編集ながら 読み応え 大。 
 濃厚に その地の匂い。 海の匂い。 鯨の存在感・生命力。
 こゆいこゆい 紀州弁。
 そうだそうだ 山の、海の、年寄りたちはこんな言葉でしゃべっていたっけ。
 あの独特の 連帯感・閉鎖感を かもしだしながら。
 関東から移住した私の両親には話すことのできない、意味もわからぬ言葉を。
 その地で生まれ育った私は ずぶずぶと 地元の言葉に染まっていったけれど。
 敬語がないと揶揄される、本音の言葉に。
 
 遠い日の 故郷の感触が濃厚に よみがえった一冊。
 清々しい疎外感とともに。

 2014年度 高校生直木賞受賞作


 
 「恋歌」 「先生のお庭番」  朝井まかて
 
    どちらも実在の人物なのかな
    惹きこまれた。


「何が困るかって」  坂木司
  
  コワイの コミカルの ハートフルなの いろいろ取り揃え
  巧みなショートストーリー 18篇。
  なかで 私の一番は 「洗面台」
  洗面台が、洗面台の一生&シアワセを語る設定もおもしろいけれど
  擬人化表現が絶妙。 巧いわ~。
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